◆「お金の執着」から卒業したら数千億が動いた事例(2)

◆「お金の執着」から卒業したら数千億が動いた事例(2)
前回の恭子さんの事例の続きです。

以下は、恭子さんが劇場型ライティング講座(以下、劇ラ講)の日々の気づきスレッドに書いてくださっていたことの一部抜粋です。

「朝から落ち込む。
みんなのコメント、気づきを読んで、自分の理解度の浅さがイヤになる。
言語化能力も低い。
が、その前に落とし込めてないから、言語化のしようがない。
めっちゃ自分に腹が立つ!!
浅い!浅いのだ!
確かに行動力はあるが、それだけだ。
わかった風、わかったつもりだ。
ある意味カッコつけじゃない?
私、わかってます、みたいな。
バカか!
昔からそんなとこはあった。
人の話をちゃんと聞かず、あっ!わかりました!」と進めるが、結局わかってない。
恥ずかしい。カッコ悪い。そのくせ、人にそんなことされると腹が立つ。
身勝手過ぎる。
う~・・・久しぶりに落ち込んで、自分にめっちゃ腹が立つ・・・・
バカーーーーーっ!!!!!

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今から約1か月前の5月31日。
恭子さんは、心の内をノートに書きなぐっていました。

ちなみに「全裸」で(←暑い外国にお住まいなのです)。

この書きなぐりによって、恭子さんの周りに強力な「渦」ができたかのようでした。
翌日、恭子さんはまた書きなぐりました。

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「劣等感だ・・・・
みんなの深い気づきと比べてしまい、私は・・・という感情が久しぶりに沸いたなぁ。
自分への苛立ちも。
みんなと自分、という対比でみてしまっているので、誰か、という訳ではなくって、みんなは深い気づきがあるのに自分は、って感じで。
やっと劇ラ講の神髄がわかった、というやっとかいっ!ってのもあるし、

そしてもう一つ。
おそらく由美子先生に「いいね」を押してもらえないのがどこかで気になってるのかな、と。
みんなの記事やコメントを読むのが好きなので、
時間がある時はなるべく見るんですよね。めっちゃ楽しいし。
で、全員ではないけど、由美子先生がイイねをしてると、自分と比べてしまう。

~中略~

毎日投稿するのは私の日課になってて、これに関してはやれば変わる!と思ってるから、完全な自己満足で、読んでもらってコメント欲しいためじゃないんだけど・・・・
でも、どこかで、自分は頑張ってるんです!見てください!て感じなのかなぁ。

めっちゃめんどくさい。私が苦手なタイプだ。
まだ、認めて欲しい、って思いが残ってるんだよな、きっと。
今の仕事でもそうかも。私がいて助かる、すごい、と言われる。
褒めて欲しいわけじゃなくて、やってる、ってことを見て欲しいだけだんあよなぁ。
「私はここにいる!」ってことを認めてほしいのか。

めっちゃめんどくさい拗らせ女子!。
女子じゃないけど(笑)
ほんとめんどくさい。

よしっ!書いたらめっちゃスッキリした!
このつぶやきは、恥ずかし過ぎてできれば見て欲しくない←矛盾にも程がある(笑)」

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もちろん「全裸」で??書きなぐってたに違いない(笑)。

前日にできた目に見えない「渦」は更に大きくなっていったのだと思います。
この翌日から、恭子さんは復活し始めます。

「もういいや。諦めとかじゃなくて、ある意味観念」
「まだまだ私は強がってましたよ。自分をよく評価かしてほしいという気持ちもまだ残っていたし。よく見られたいってのもあった」
「私は弱い部分もある。そのすこしの弱い部分でさえ、自分でも認めたくなかったから無視してたんだよなぁ。というか敢えて見ないようにしてた」
「でも、自分自身にも隠すっておかしい。自分を信頼してないってことだし。自分には、本当の自分でいようと思った。これは怒りではなくて、自分に対しての絶望とかでもなくて、自分に対して信頼してなくてごめんって感じかな」

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その3週間後、今まで目に見えていなかった「渦」は水面下から現象化し、
想像を超えた、大きな大きな変化が訪れたのです。

国家間の大きな事業に携わることになります。
動くお金は、なんと数千億。

ちなみに、「全裸」は比喩です。
心の中を全部、隠し事なしで言葉にしたとき、
人生は間違いなく動き出します。

なぜなら「自分の中心」と繋がりながら、
「自分と言葉が一致」するからです。

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さて。
今日、恭子さんが、劇ラ講のスレッドに、
こんな書き込みをされました。

「”足りない“、”ない“に焦点を当ててセミナージプシーをしていた時、お金~っ!と目をギラギラさせていた時から、やっとここまで来たんだな~と感慨深いです。
少しずつ積み重ねてきた私に、デッカイ💮」

確かに、恭子さんは、初めて出会った頃、
文字通り「お金、お金」とギラついていました(笑)。

会社員をしながら、副業で稼ごうとしたり、「足りない」に焦点を当て続けていました。
この状態で「私の使命は?」と探し続けても、見つからないのですよね。

なぜなら「全裸」になっていないから。

たくさん着膨れして、なのに「足りない足りない」と、
まだまだ着ようとしていました。
どんだけ着るねん!!

「You、まず脱いでしまえYo!!」

これに尽きます。
脱がないと、自分本来あるべき場所には辿り着けないから。

本当の自分に還るために、恭子さんは、1枚、また1枚と脱いでいったのです。
その途中で「本当の課題は愛」と気づき、向き合ってきました。

劇ラ講に入っても、周囲の人と比べていたという恭子さん。
でも、言葉にすることで、
最後の最後まで「脱ぎたくない!!」と離さなかったものが放たれたのでしょう。

お金というのは、
一番その人らしくいるときに、
「今のその人の器にあう」カタチで、やってきます。

だから、「お金さえあれば幸せ」と追いかけているうちは、真逆の方向に頑張っているのです。

今の恭子さんは、満ち足りています。
そのままの自分を満たされたからで、お金はそれが現象化しただけ。
それがようやく腑に落ちたのです。

更にこんな書き込みも。

「要は、私にとっては、職業は何でもよかったんです。
たまたま、今関わっているのがその仕事というだけ。そりゃ、職業で探してたら見つかるわけないし、何がやりたいかわかるわけないですよね(笑)
私はやっぱり、みんなで、言葉でコミュニケーションを取りながら進んで行くのが大好き~。
こうやって言葉にしてみて、今、いい意味で欲がなくなってきてるし、周りにふりまわされなくなって自分軸が整ってきて、本当の自分を楽しめてるな~ということがわかってきました」

前回の事例(1)だけ見ると「凄い!私と関係なさそう」と思うかもしれませんが、
こうやって1か月前の書き込みを辿ると、
恭子さんは「ギリギリのところまで自分の鎧を外そう」と足掻いていたことがわかります。

まさに、
「全裸になれば人生は動きだす」

You、脱いでしまえYo!!!

佐藤 由美子

佐藤 由美子株式会社officeハーモニー代表

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