「最初の動機」が未来をつくる

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運命の分岐点がある場所
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あなたが、24時近くに大事な人にお礼ハガキを出したいと思ったとします。
しかも「明日の朝イチで届けたい」と思った場合、どうしますか?

因みに、どうしても朝イチで届ける義務はないです。
単に「届けたい」と思っただけの場合です。
「え?もう夜遅いし、明日の朝、ポストに出せばよいのでは?」
でも、その意思決定が、そのちょっとした手抜きが、
未来のビジネスの結果を決定するとしたら?

運命の分岐点とは、実はそういう小さな意思決定の時に訪れると思っています。
多くの人は、大きな必殺技を求めがちですが、
真実は、小さな意思決定の積み重ねにしかコツはないと思います。

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ビジネス経験のない私のキーパーソン
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今年の8月で、私がこの仕事を始めて、丸13年経ちます。
何の計画性もなく、何のスキルも経験もないのに、
ある日思いつきで「そうだ、ブログでセッションを募集しよう」と思って、早13年。

その間、ずっと順調に収入は上がり続けてきました。

ビジネスを全く学んだことがなく、
更にまともにお金を稼いだことがない、
ニートのような私が、
なぜ、この10年間、最初から順調に収入を上げ続けてきたのか?

それは、キーパーソンとの出会いがあったからなのです。
初動のエネルギー(動機のエネルギー)は、確実に未来の結果を決める、と私は思っています。

私がビジネスを知らないままに始めた13年前に、キーパーソンと出会ったからこそ、私は今、こんなに順調に仕事を続けられていると思います。

その人の名は、鹿内幸四朗さん。
北海道の小さな町にあった中野会計事務所を、全国規模で拡大し続けている仕掛け人であり、天才コンサルタントであり、天才マーケッターなのです。

7年前に東京に進出して、今では各地に支部を作り続けている、超やり手!
出会った当時、鹿内さんは、北海道の岩内にあった中野会計事務所の、札幌支部を任され、人脈コネゼロから、拡大している真っ最中でした。

ゼロからどうやって人のご縁とお金を生み出すのか?
絵空事のスピリチュアルではなく、
会計事務所で実際にお金を扱っている現場での体験から生み出された「お金が動く原理原則」「本質」を、仕事を始めたばかりの私に、教えてくれたのが、鹿内さんでした。

大事なのは、動機の純粋性と、イノベーションの力。
この掛け算の本質を、私は自分の仕事に応用しただけで、ここまできました。

小手先のノウハウでない部分(メルマガ書くとかブログ書くとか、そういう枝葉でない部分)が、最初にインストールされたのは、本当にラッキーでした。

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手抜きに気づけるかで未来は変わる
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でも、本当はラッキーではないのです。
ラッキーにするかどうかは、意思決定次第。
運命の分岐点は、13年前のある日、24時近くになった時に訪れました。

その夜、私はとある場所で知り合った鹿内さんに、
主催していた「どさんこ増販塾」に誘われました。

会うのは2回目。
懇親会は、鹿内さんファンで囲まれ(笑)、ちょっと遠い存在でした。

「この人、めちゃ頭いいわ~!」
それだけは、確実にわかりました。

懇親会の時、ふと漏らした鹿内さんの言葉。
「あのさ、よくこういう会の後、お世話になりました、という御礼ハガキがくるんだけど。2~3日後だと遅いんだよね」
「俺は、来てくれた次の日に、ハガキが届くようにしている。その方が感動が大きいでしょ」
「この話、何度も言っているけれども、実行できる人って、ゼロなんだよね」

私が家に帰ってきたのは23時近く。
それから考えました。
「今日、いいお話を聞けたお礼のハガキを書こう」

しかし、書き終わった時、既に24時近くなっていました。
郵便局は閉まっています。
どう考えても、明日の朝イチには届かない。

その時、ふと閃きました。
実は当時、私が住んでいたマンションは、鹿内さんの中野会計事務所の斜め前でした(笑)
これから会社に直接、届けることはできる。

でも、思いとどまりました。
「これは手抜きになる」と。

鹿内さんは、私が近くに住んでいることは知っているので、歩いて届けられることは知っています。
きちんと、郵便局から配達されるからこそ、感動は大きくなる。
しかし、今は24時近い。

こんな時が分岐点になります。
仕事でうまくいく人は、できない理由を考えるより「できる方法を考える」。
懇親会で、鹿内さんが漏らしていた、この言葉が思い出されました。

今やっている郵便局はあるだろうか?
できる方法を考えようとすると、そういう問いになります。
で、あったんです。
24時間受付している、中央郵便局が。
私はそこまで歩いていくことにしました。
(タクシーを使う余裕は当時、ありませんでした)

往復で1時間半ほどかけて、夜中に郵便局に行き、
「これ、今日の朝イチで届きますか?」と確認してから、出しました。
もし「今日は無理です」と言われたら、直接、会社のポストに届けるつもりでした。
ハガキの本文の最後に、私はこう書き加えました。
「PS
神様。お願いがあります。このハガキが、~日の朝イチで届きますように」

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本質を押さえれば変化に対応できる
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次の日、鹿内さんから、朝イチで電話がかかってきました(懇親会で電話番号は交換済)。
第一声は「参りました」
笑。

本当に次の日、ハガキを届けた人は初めてだったらしいです。
(そりゃあそうだ。聞いたのが夜遅いもの)
そこから、私は色々と教えてもらえることになりました。
キーパーソンになるかならないかは、こういうことの積み重ねなんですよね。
それしかないと思います。

一発逆転のスゴ技なんて、世の中にはない。
動機の純粋性。
手抜きをしないこと。
そして、常に時代の流れを読んで、イノベーションを起こす力を鍛え続ける。
13年間で、私のいる業界は大分変わりましたが、本質を押さえれば、時代に合わせて変化し続けられます。

そんなビジネスの師匠に、旦那さんを紹介することができました!
普段、天才と言われる人ばかりをクライアントにしている旦那さんも、鹿内さんの天才ぶりには、脳内がスパークしていましたね~。

 

確実に再現性のある仕組みをつくって結果を出し続けている人は、本質をきちんと押さえて、その本質からすべてを読み解いていくものです。
これを知ったら、小手先のノウハウは一切必要ないです。
鹿内さん、ありがとうございます!

佐藤 由美子

佐藤 由美子株式会社officeハーモニー代表

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2万人の人生を変えた心理コンサルタント。「事業がうまくいきました!」「人間関係の悩みが消えました!」などの成功報告が数多く届き、確実に変化と結果を出す「潜在意識を書き換えるストーリー作りの専門家」として多くのクライアントから絶大な信頼を得ている。 ▶︎つづきを読む

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