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複雑な経歴の女を「操縦する」男の言葉

~ベストセラー作家をつくりだしてきたワケ~
あなたは、人生の流れを、
突然違う方向へ動かす「言葉」に出会ったことはありますか?
あるいは、ずっと先延ばしにしてきたことなのに、
「ある言葉」がきっかけで、心の中に眠っていたものが呼び覚まされ、突然行動する気になったことはありますか?

私は今年の5月にそんな「言葉」に出会えました。
言葉を放った男性は競馬が趣味です。

え。
競馬?
何の関係が?

いえいえ。ちょっと関係があるんです。
実は昔、同じく競馬が趣味で、馬の血統から馬を分析する男性がいました。
その彼は、私の能力の発揮の仕方を「気性難」と言いました。

「気性難」というのは競馬用語らしく、
競走馬としての結果を出すか出さないかが「紙一重」の馬のことのようです。
馬自身に意思と自己主張があるので、それがマイナスに働いたとき何も結果を出さず、
プラスに働いたとき、とてつもない結果を出す。

そういう扱いが難しい馬のことを「気性難」というのだそうです。
妙に納得したのを覚えています。
確かに私の能力の発揮の仕方は、かなり紙一重。

小学校1年生の時、クラスで一番勉強ができなくて、
何をやっても遅く、ダメダメなタイプでした。
私は授業を椅子に座ってじっと集中して聞くことができなかったのです。
2年生のとき一念発起して、独学で自分にあった方法を編み出し、
クラスで一番成績がよくなり、中学は受験で進学校へ。

しかし、親の言いなりになることに疑問を覚え、
中学は超反抗期となり、高校は親の言いなりにならないことが本当の目的で、陸上をしたいという形式的理由で選択。

中学校の時にくすぶっていた反抗心は消えることなく、高校卒業後、すぐに東京に家出(爆)。
2000円しか持たずに飛び出したので、住み込みで新聞配達などしました。
5年後帰ってきて、24歳の時に大学へ。

ほとんどビリで入学し、卒業する時は首席。
でも今度は病気になり、引きこもり。
その後、ロースクールに入るものの、「法律、向いてない」と断念。

で、今に至る。

確かに、どー考えても「気性難の馬そのもの」だ(笑)。
まるで結果が安定していない。

昔の私の首根っこをつかまえて、問いただしたい。
「キミは一体、人生で何を目指しているんだい?」と。
「何を右往左往しているんだい?」と。

爆。

◆こういう気性難の馬は、相当な名騎手でないと扱えないと思う。
私は一見穏やかそうに見えるけど、こだわりは相当にあって、
納得しないと大抵動かないし、嫌々やったものは見事に悪い結果になる。

先日、堀江信宏さんの講座に行ったとき「相手を理解する」ことの重要さを学んだ。
コンサルタントがクライエントに嫌われやすいのは、自分のやり方を押し付けるからだ、と。
相手をよく理解して、相手にあうやり方を提案する必要がある。
「質のよい参照枠」が豊富にあるコンサルタントでないと、結果は出ない。

なるほどと思ったけれども、これができる人はなかなかいないだろう、とも思った。
どうしても自分の経験値の中で「よい方法」と思ったものを提案したくなるのが通常だからだ。

おまけに私は、気性難。
そんな私を、簡単に「言葉」で操縦してしまう男性が、冒頭の男性なのだ。

◆この男性の名は、飯田伸一さん。
フォレスト出版の北海道営業担当だったご縁で、知り合った。
フォレスト時代は、石井裕之さんなどの数々のベストセラーを、長倉さんと一緒に生み出してきた凄い方。

今は独立され、著者をプロデュース(ご本人はドリームメーカーとおっしゃいます)することを手掛けられている。

昨年、紀伊國屋書店でトークショーをした時、私が質問に答える姿を見て「石井裕之さんの初期の頃に似ている」と言ってくださった。

ものすごく光栄だと思った。
もともと、私はフォレスト出版の石井裕之さんの本がきっかけで、この業界に足を踏み入れたこともあり、その石井さんを世に出すことに関わっていた人に、そう言われるなんて。

フォレストを辞められてから、時々お会いして、色々アドバイスしていただいている。
気性難の私(笑)と長期的に関わって、育てていきたいとおっしゃってくださる。

◆五月の中旬、東京で飯田さんとお会いしていた時、こんなことを言ってくださった。
「佐藤さんは大学生向けに本を書ける人だと思う」

紀伊國屋のトークショーで、就職に悩む大学生に対して、的確に答えたのがずっと印象に残っていたのだと。

え?
全く考えたことのない選択肢だった。

だけども、心の奥が何かに呼び覚まされた感覚があった。
「あの…実は私、ずっと大学生に教えたいという気持ちがあったのです」
思いもよらない言葉が私から出てきたことに、我ながら驚いた。

そして、最後は「だから、私、札幌に戻ったら、大学時代の心理学の先生に連絡をとって、
大学生と触れあえる機会をお願いしようと思います」
と勇ましく宣言していた。

実はこれこそが、ずっと先延ばしにしていたことだった。
昨年、出版したとき、お世話になった心理学の先生にご報告しに行こうと思いつつ、そのままになっていた。

たぶん、動機が弱かったのだと思う。
でも、飯田さんのたった一言が、私の奥に眠っていた「本当はやってみたかったこと」を呼び覚ました。

更にそこから思いがけないものが掘り起こされてきた。
「私、最終的には教育の分野に行きたいのだ」と。
これはほとんど考えたことがなかったことなのに、飯田さんの言葉によって、昔から確かに私の潜在意識に眠っていた「大事な価値観」だったことに気づかされた。

そこから、新メソッドがシリーズ化できることに気づいた。
そして、そして・・・。

◆札幌に戻り、私はすぐに心理学の先生に連絡をとり、先日、大学での講義が実現した。
あんなに先延ばししていたのに、実現する時はあっという間だ。
さすが気性難(笑)
紙一重。

奇しくも、その講義の後、札幌出張で東京に戻る飯田さんとお会いできた。
お土産に、大学生の生の声が掲載されているアンケートも持っていった。

「これは使えますね!」
そうなのだ。
アンケートには、今の大学生が興味のあるフレーズが満載だった。

因みに、ある1枚のアンケートに吹いた。
「佐藤さんが心理カウンセラーを上手く勤められているのは、複雑な経歴のためだと思う」

複雑な経歴って・・笑。
気性難らしいキャッチフレーズだ。
今度、大学生相手のツカミに使おう。

◆その後、私の今後の流れについて、私の希望を聞いてくれながら、様々な提案をしてくださった。

まさに飯田さんは。名騎手だな、と思う。
私をよく理解しようと寄り添ってくれ、私に合う方法を一緒に考えてくれる。
数々のベストセラーを生み出してきた経験値をベースに、未知の要素をどのように組み込むのかをトータルで考えてくれる。
この「トータルで」という部分は、まさに経験がないとできない部分。

さて。
気性難で複雑な経歴の馬が、どう結果を出すのか。
飯田さんを振り落さずに、ダートコースを走りたいと思います(笑)

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